市長会見

市議会9月定例会閉会あいさつ
「ダイオキシン類超過事案における関係者が求償に応じないことに対する訴えの提起 否決を受けて」

登録日:2017年10月2日
政策部 秘書課

【議決結果】 

 環境センターからダイオキシン類対策特別措置法の基準値を超過したばいじんが大阪湾に繰り返し埋め立てられていた事案に対し、調査に要した費用を関係者に求償を行いましたが、関係した元職員に関しては、今日まで応じていただけないため、訴えを提起することについて、議会に議決を求めました。結果は賛成少数で大変残念ながら否決となりました。一方で、損害賠償に応じていただけない関係事業者に対する訴えの提起、さらに訴訟費用を含む補正予算案は賛成多数で可決されました。

 

【閉会あいさつ】

 市議会には、これまで幾度となくご説明してまいりましたように、平成26年の事案発覚後、ただちに弁護士を含む外部委員によります調査委員会を立ち上げ、あらゆる角度から原因究明や再発防止策等の調査研究をしていただきました。調査委員会の報告書には、関係職員からの聞き取りや残された公文書の調査を通じて、法令遵守の意識の欠如、課題への迅速かつ適正な対応の先送り、危機管理に対する管理監督者の責任と役割が果たされていなかったことが大きな原因と判明し、これまで関わった退職者も含め市職員の責任は重大と結論付けられております。

 また市議会におかれましても、平成26年6月に環境センターダイオキシン問題特別委員会が設置され、平成27年2月に提言書として調査結果がまとめられました。その結果を私宛に提出していただきましたが、その内容は、市が立ち上げた外部委員によります調査結果とほとんど同様のことが記されておりました。とりわけ平成19年度に初めて基準値超過の測定結果が出た当時の職員は、法令遵守で市民に奉仕する地方公務員としての職責の認識が低く、極めてずさんな対応であり、また関係書類の決裁等においても、事務処理規程が遵守されず、さらに重要事項についての引継ぎもなされず、あるまじき事務処理であったと、市議会も断罪されておりました。 

 一方、市民の皆様からは、多くのご批判と同時に、必要な経費の支出には税金を使うことは許されないとのご意見も届けられました。

 こうした状況を総合的に勘案して、本事案の経緯が私の就任前でありましたものの、市政をお預かりしている立場上、道義的責任を負うべきと判断し、自らの報酬をカットしたうえで関係者に対し国家賠償法に基づく求償という苦渋の決断をいたしました。

 今回の訴えの提起についての議案は、議員の皆様に大変難しい判断を仰いだところでありますが、市政に対します市民の皆様からの失った信頼を回復し、そしてその信頼をつなぎとめるためには避けて通ることのできない事案であり、可決いただけるものと期待しておりましたが、否決という大変残念な結果となりました。

 さらに元職員に対する訴訟は否決で、民間事業者に対する訴訟は可決、そして訴訟に関連いたします補正予算案は修正されることなく可決という理解に苦しむ議決内容であり、議会審議を含めまして、今後議会としての説明責任を果たしていただかなくてはなりません。

 私ども、選挙で選ばれた者は、この高島の地の将来に思いを馳せながら、決してしがらみなどにとらわれず、信念と覚悟を持って事にあたらなければならず、それが私どもに与えられた使命であると考えております。

 今後の対応につきましても、改めて弁護士と相談してまいりたいと思います。

【議決結果詳細】

http://www.city.takashima.lg.jp/www/contents/1506646863964/index.html


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お問合せ先:政策部 秘書課
TEL :0740-25-8000
FAX番号:0740-25-8101
MAIL :hisho@city.takashima.lg.jp
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