健康・福祉・教育

「子ども虐待」と「しつけ」の境界線 ~子ども虐待防止講演会アンケート結果

登録日:2009年8月21日
子ども未来部 子ども家庭相談課

当日の様子

 子どもへの虐待は、子どもの人権を最も侵害するものであり「こころ」と「からだ」に大きな傷を残すことから、早い時期に発見、対応することがとても大切です。
 市で受け付ける子ども虐待に関する相談件数は、毎年増え続け平成18年7月5日には、当時2歳7カ月の幼児が保護者の虐待により死亡するという事件が発生しました。
 市では、こうした悲劇を二度と繰り返さないために、市民の皆さんに子ども虐待の問題や一人一人の役割などの理解を深めていただくために7月4日に講演会を開催しました。

 講演会には、多くの皆さんにご参加いただき、アンケートを通じて貴重なご意見をいただきましたので、ここに紹介します。

子ども虐待防止講演会

◆日時: 平成21年7月4日(土)  午前10時~12時
◆場所: 安曇川公民館ふじのきホール
◆内容: 講演「子ども虐待」と「しつけ」の境界線
◆講師: 峯本耕治氏(弁護士、NPO法人TPC教育サポートセンター代表)

アンケート集計結果 当日参加者数151人 アンケート回答者数105人 回答率69.5%

 

1.あなたの職種は
 1.一般市民 24人  2.民生委員・児童委員・主任児童委員 24人
 3.保育所職員 10人  4.幼稚園職員 5人  5.小学校職員 12人
 6.中学校職員 7人  7.医療関係者 2人  8.市福祉職員 5人
 9.保健師 5人  10.その他 6人

2.この講演会があることをどこで知りましたか?
 ア.市広報 14人  イ.ホームページ 3人  ウ.新聞記事 0人
 エ.市から通知 43人  オ.学校・保育園からの通知 42人
 カ.知人の紹介 1人  キ.その他 8人

3.内容について
 ア.よかった 98人   イ.普通 5人   ウ.よくなかった 0人

4.今回の内容を受けて、各自の役割 
 ア.何も意識は変わらない 1人  イ.意識が変わった 17人
 ウ.引き続き重要性を認識した 80人  エ.その他 1人

5.虐待と思われる子どもを発見した場合、
  市や児童相談所に通告(連絡・相談)することは知っていましたか?

 ア.通告義務があることを知っていた。 84人
 イ.通告義務は知っていたが、通告先は知らなかった。 17人
 ウ.通告義務・通告先を知らなかった。 1人


6.通告(連絡・相談)することに不安に思うことは何ですか?(複数回答可)
 ア.あなたが通告したことが、相手にわかってしまうのではないだろうか。 33人
 イ.個人情報を漏らすことが、守秘義務違反になるのではないか。 12人
 ウ.虐待でなかった場合、後で責任を負わされないだろうか。 1人
 エ.通告手続きが面倒ではないだろうか。 4人
 オ.通告したことで、子どもが更に酷い扱いを受けるのではないだろうか。 40人
 カ.その他  4人
   (通告してもよくならないのでは?相談者が真剣に受け止めないことがある。)
 キ.不安はない  4人

7.子ども虐待を防止するために、どんな知識や情報がほしいですか。
 ・ 暴力や親の関わり不足が子どもに悪影響をおよぼす事を知らせて欲しい。
 ・ 事前に察知され予防できた事例を知らせてほしい。
 ・ 保護者への支援や関わり方を教えてほしい。
 ・ 子育てしている親に講演の機会をつくってあげてほしい。
 ・ 親を変える環境や意識の大切さを家庭教育に取り入れてほしい。
 ・ 体験談が聞けるとよい。(どうして虐待が起こってしまったか、対処方法)
 ・ 学校・行政・地域の情報共有が必要。
 ・ 子どもを育てるストレスを分かち合える場がほしい。
 ・ 相談先の紹介(育児不安の場合も含め)をしてほしい。
 ・ 今回のような講演会に多くの親が参加し、子どもがどのように感じているかを
  認識するだけで虐待防止に繋がると感じた。
 ・ スムーズな連携と情報共有が必要。
 ・年齢別被虐待児の症状と対応の仕方。

8.感想など自由にお書きください。
 ・ 解りやすく、具体的な例をあげていただき参考になった。
 ・親として、保育士として子どもとどう関わることが大切か改めて考える機会となった。
 ・ 問題行動がエスカレートしている子ども達に対する学校での対応を聞きたかった。
 ・ 知らないこともあったが、全体的に踏み込んだ内容でなかった。その分聞きやすかった。
 ・ 「(親子の)愛着の大切さ」の話は、子育てする上でなくてはならない大切なものと感じた。
 ・ 幼稚園教諭として親の気持ちも解かる部分もあるため、良い関係で話し合っていけたら
  いいと思う。
 ・ 親の悩みを聞いて相談にのってもらえる機関が必要だと思いました。
 ・ 実際に中学校で抱えている状態に類似していたので、
  現場で何をしていったら良いかまで、講演で聞きたかった。
 ・ 子ども虐待の背景に「親の孤立や孤独」がある。それは自覚できないこともあり、
  人と関われるようになってから気づくことが多い。
 ・ アセスメントの視点の持ち方など参考になった。
 ・ 学校と親の話し合いでは「しつけ」についてどうしていいかわからないと話がでる。
  今回はしつけについて様々な話が聞け参考になった。これからの子育てでは、
  もっと子どもとのコミュニケーションをとり、気持ちを聞きたいと思った。
 ・ 今、学校で荒れている子どもが増えている。家庭環境の影響が大変大きい。
  親が学校に求めるものが大きいが、基本は家でのしつけや親子関係が大切だと思う。
 ・ 複雑な社会の中で親も子も大変。大人がしっかりとしないとだめ。
  親への教育や、虐待されている子どもへの適切な関わりの大切さを感じます。
 ・ 生きた話を聞くことができた。愛着障害についてはあまり気づいておらず参考になった。
 ・ 暴力を我慢することが大変値打ちのあることであると思った。
 ・ 子どものことで親が相談できる環境が、高島市は不充分な気がします。
  例えば、守秘義務が守られていないような気がします。
 ・ 虐待をなぜしてしまうかということが解かった。
  手を出さないようにすることの大切さも解かった。
 ・ 「自分の子育てはしつけとして度をこしていないだろうか?」と不安があり参加。
  虐待の背景などについて、現状や予防法など大変参考になった。
  今日帰ってから子どもを抱きしめて、明日からの育児に生かしていきたい。
 ・ 意識の高い親だけでなく全体に聞いていただきたい内容であった。
 ・ 虐待していると思っていなくても、子どもの気持ちを傷つけることがあることを知った。
 ・ 家庭、親子の関係が大切であることを学んだ。
  叱る時は一呼吸おいて、自分のイライラだけで叱っていないか、考えたい。
 ・ 自尊感情や自己肯定感は親子の愛着がベースであることを改めて感じました。
  子ども達に見捨てられ感を持たさないことが大切であると感じました。
 ・ 学校関係者にもぜひ講演してほしい。
 ・ 日常、子どもに感情的に手をあげる事が多くなってきていたので、自分を冷静に見つめ
  直す機会ができて、本当に良かったです。
 ・ 定期的にこういう機会があればいいと思います。自分自身を言い聞かせるために、
  こういう事をひんぱんにして欲しいです。 
 ・ この問題は一人ひとりが考え、それを市の方針として対応していくことが大切だと
  いう思いを感じた。
 ・ 少年鑑別所の医師の話で、思春期の犯罪を犯した者の自己肯定感の低さの話に
  通じる内容であった。
 ・ ネグレクトや子どもが発する問題行動の背景がよくわかった。
  今後、子どもや親との関わりで子どものしんどさや自分をよく見せようとする思い、
  親のしんどさを念頭においていきたい。
 ・ 高島市には環境の中に、田舎的課題(例えば 母と祖父母との関係、
  叔父や叔母との関係など)があるのではと感じた。
 ・ つい手をあげてしまいそうになった時「暴力の学びを防止する」「ストレス回避の仕方
  を学ばせる」と意識することが、子どもの成長にとって価値あることと知った。そして、
  知っているのと、知らないのでは、これから大きな違いが出る。とても勉強になった。

 

市では、いただいたご意見を真摯に受け止め、行政としてしなければならないこと、
今、出来ることを真剣にすすめていきます。
皆さんの声・意見で救われる子どもがいます。どうかお声を届けてください。


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お問合せ先:子ども未来部 子ども家庭相談課
TEL :0740-25-8517
FAX番号:0740-25-5490
MAIL :kodomo@city.takashima.lg.jp
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