健康・福祉・教育

シリーズ「現場から」その7

登録日:2011年3月22日
子ども未来部 子ども家庭相談課

子どもの思いの、代弁者に
 ~保育園の保育士からのメッセージ~

 朝、送ってこられる親子のほとんどは、笑顔で登園してきてくれます。
 でも、そんな中いつもさっさと歩くお母さんの後を、一生懸命ついていこうとする子どもの姿があります。きっと家を出るときからこんな状態だったと思います。部屋の前に来ても、満たされない気持ちでいっぱいの子は、母との離れ際も悪くグズグズ言い出し、出勤前で時間にも気持ちにも余裕のないお母さんは、保育士に子どもを委ね仕事に行ってしまいます。お母さんも決して気持ちよく仕事には行けないと思いますが、子どもは「ママなんか大嫌い」と言って泣き出します。
 私たち保育者は、泣いている子をひざの上にのせ、向き合い抱きしめ背中を優しくなでます。そして、悲しい気持ちを共感するとともに、お母さんの立場を擁護する言葉がけをし、後はひたすら抱きしめていると、不思議と子どもの気持ちは和んできます。そして、自分で気持ちを建て直し友達の中に帰っていきます。
 こんな姿の子どもたちに共通することは、抱っこを求め、保育者に自分ひとりを受け止めてもらいたいという要求をだしたり、また、自分の思いが叶わないと友達に攻撃的になったり、いろいろな方法で自分の存在をアピールしてきます。園では、できる限り受け止めるよう努力しています。家でもきっと親を困らすという形で「私のほうを向いてよ」と訴えていると思います。
 この気持ちのずれが大きくなると、決して良好な親子関係は築けないので、本当に抱きしめてほしい相手は親であること、ぐずる子どもの姿をそのまま受け止め、少しでも気持ちが近くなるように、親から歩み寄ってほしいことを、子どもの代弁者として しっかり伝えていくことも、保育者としての大きな責務だと思っています。
 
(保育士)

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TEL :0740-25-8517
FAX番号:0740-25-5490
MAIL :kodomo@city.takashima.lg.jp
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