健康・福祉・教育

シリーズ「現場から」その5

登録日:2011年3月22日
子ども未来部 子ども家庭相談課

子どもが変わるとき

 ~中学校の先生からのメッセージ~

 「先生は、はじめは怖かった。でも、仲良くなってから、よく叱られたけど、私のことを真剣に考えていることがわかるので、先生の言う事が素直に聞けるようになった。」
これは、ある生徒が卒業後何年かしてからくれた手紙の一文です。
 私たち大人には、子ども達を健やかに育てていく責任があります。そのことを誰もが自覚しているものの「どう子ども達に関わっていけばよいのか、わからない」という悩みをよく聞きます。しなければならないことはたくさんありますが、まずは出来るだけ「時間と回数」をかけて、子ども達に近いところで過ごすことだと思います。私たち大人は、目の前の行動を見て、ふさわしくないとすぐに「改めさせなければならない」と思いますが、子どもが「本当に心からそう思い、変化していく」ためには、まずは、一緒に過ごす中でありのままの様子を知り、子どもたちの実態から育ちへの働きかけをスタートすることが必要であることを、二十数年間、学校現場で担任をしてきて強く感じました。
 だから私は、できるだけ子どもの中に行き、休み時間も一緒に過ごし、悩み・進路や授業・地域での活動・その他とりとめもないようなことなどあらゆる話をしてきました。目に見える変化はありませんが、これが子どもたちの生きる力になっていくと確信したことが何度もあります。
 「先生、良い人」、この言葉から大きな変化を見たこともあります。
私は何年間も毎朝、生徒の登校までにトイレ掃除をしてきました。(この他にも多くのことを登校までに行ってきました。)生徒の登校までに、活動場所を整えておくことは重要ですが、その生徒は、知られるはずのないそのことをどこからか聞きつけ、「先生、良い人」と私に言ったのです。それから、その生徒がどんどんと変化していく姿を見ることができました。
 これは、期待していたことではありません。しかし、自分で言うのもおかしなことですが、子どもたちにとって大人の「貴い行動」というのが、きっと心を打つのでしょう。大人が、「見返り」を期待しない「貴い行動」をどれだけ行っているか。貴さを自ら評価するのは適切でないかもしれませんが、一度考えてみる必要があるのではないでしょうか。
 他にも、私が見てきた子どもの変化はたくさんありますが、紙面の関係でこれだけにします。しかし、直接に子どもに関わって、子どもが変化したという実践を交流し合える場が今必要だと思います。

 (中学校教諭)

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