観光・イベント

大荒比古神社(おおあらひこじんじゃ)

登録日:2010年7月12日
教育委員会事務局 教育総務部 文化財課

大荒比古神社本殿

   大荒比古神社と佐々木氏

  大荒比古神社(おおあらひこじんじゃ)は、饗庭野(あいばの)の南端、新旭町安井川844番地に鎮座(ちんざ)します。この神社は延長5年(927)から編纂(へんさん)された延喜式神名帳(えんぎしきしんめいちょう)にみえる「式内社(しきないしゃ)」と考えられています。また、高島市内にはマキノ町浦にも同名の神社があります。
 祭神は、大荒田別命(おおあらだわけのみこと)、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)で、「大荒」の名称から水害を沈めるためにまつられた神社とも推測されています。                                           

  また、西佐々木氏の祖とされる佐々木高信(ささきたかのぶ)が勧請(かんじょう)したと伝えられる佐々木氏累代の四神である少彦名命(すくなひこなのみこと)、仁徳天皇(にんとくてんのう)、宇多天皇(うだてんのう)、敦実親王(あつざねしんのう)もまつられています。

   氏子(うじこ)は井ノ口、安養寺、川原市、北畑、新庄、平井、十八川、堀川の8地区で、以前は今市、太田、藁園も氏子であったといわれています。


    文安4年(1447)に清水寺(せいすいじ)の領地に「河内宮神主」と佐々木越中氏(ささきえっちゅうし)の若党(わかとう)である多胡氏や八田氏が侵入したことが、当時の文書からうかがえます。この「河内宮」が「大荒比古神社」ではないかと推測されています。

 戦国時代と伝えられる兵乱によって社殿(しゃでん)が焼失しましたが、天正2年(1574)に再建。正保7年(1647)に小浜藩主 酒井忠勝(さかいただかつ)によって社殿と神輿(みこし)が修理。文化7年(1810)に現在の社殿が建立。大正3年に現在の位置に改築したとされています。明治16年には郷社(ごうしゃ)に列せられました。

(写真)大荒比古神社 社殿

 

  

 

七川祭(奴振)

 大荒比古神社と七川祭

  大荒比古神社の例祭(れいさい)である「七川祭(しちかわまつり)」は湖西最大の馬祭りといわれています。

  祭りの由来は、宇治川の合戦に戦功のあった佐々木信綱(ささきのぶつな)の二男、佐々木高信(ささきたかのぶ)が出陣の時に、この神社に必ず祈願し、戦勝の時は12頭の流鏑馬(やぶさめ)と12基の的(まと)を献納(けんのう)したのが始まりとされています。

  現在も12基の的(まと)と2振の樽(たる)「奴振り(やっこふり)と流鏑馬(やぶさめ)1頭と役馬(やくうま)8頭による競馬が奉納され、御輿渡御(みこしとぎょ)や傘鉾(かさぼこ)行列が行われています。

 平成7年まで祭は、5月10日に行われていましたが、現在は5月4日に行われています。

 「奴振り」は、昭和34年(1959)滋賀県選択無形民俗文化財に選ばれています。 

  境内(けいだい)の東側は、井ノ口館とよばれる本堂谷遺跡に隣接し、清水山城館跡として国史跡に指定されています。

   また、環境庁の自然環境保全基礎調査による地域の代表的、典型的な群落や希少な群落である「特定植物群落」として「大荒比古神社のシイ林」が選ばれています。

   (写真)奴振り

鬼塚と法求

  大荒比古神社の境内(けいだい)の一角には、「鬼塚」もしくは「大人塚」と呼ばれる塚の跡が残っています。
  長保年間(999年頃)に法求(ほうきゅう)と呼ばれる人が勅命(ちょくめい)によって、このあたりをあらしまわっていた若狭(わかさ)、越前(えちぜん)の大盗賊の首領を討って、その首を神社の境内に埋めた。これを「鬼塚」もしくは「大人塚」と呼ばれています。
    のちに、法求は、出家して桧木原(ひのきわら)というところに大法山花山寺をつくり住んだと伝えられています。
    桧木原は、周囲3里(約12km)あり、花山寺はその後繁栄し、寺家25か寺、門前の在家1000軒を数えたと伝えられていますが、建武2年(1335)の大地震によって壊滅(かいめつ)したとも伝えられています。また、のちに「阿弥陀寺」と改号され復興したともいわれています。


関連ディレクトリ



お問合せ先:教育委員会事務局 教育総務部 文化財課
TEL :0740-32-4467
FAX番号:0740-32-3568
MAIL :bunkazai@city.takashima.lg.jp
よりよいウェブサイト運営のために、このページに対するご意見をお寄せください。
このページは見つけやすかったですか?

このページの内容はわかりやすかったですか?

このページの内容は参考になりましたか?


前のページへ戻る ページの先頭へ戻る